大地の芸術祭その2・半日バスツアー編 [アート]
大地の芸術祭は広さ760㎢にも及び、全て見て回るには数日かかり
ます。が、時間に余裕がなくなってきたので効率を考えて、午後は
半日バスツアー「松代コース」に参加してみました。←満席です@@
この周辺は閉鎖された小学校や廃屋を舞台にした作品が多いです。そこは、
かつて日常を過ごした人々のざわめきや記憶が残っているような場所。。
教室からは元気に遊ぶ子供の声は聞こえず、静寂の中でガチャンガチャン
と機械が回る音と子供達の残像だけが翻る「アコーディオン」という作品。
ガラス器具が整然と並ぶ実験室は「おぼろげな記憶」という作品に。
人ではなくてライトを育てている?「ライトの養育所」。照明器具を
優しく守るヴェールのような薄布を、そよ風がそっと揺らしています。
桜並木の校庭をトロッコで一周する「はなしるべ」のように、ここから
前に進もうとする意志が感じられる作品もありました。
医院を兼ねた住居だった「ドクターズ・ハウス」。なんでしょう、この
異次元のように歪んだ不思議な空間は・・。大胆なリフォームですね。
のどかな田園風景の中にポツリポツリと建つ一軒家、その中に
様々な作品が展示されている・・というより、それぞれが
独立した異世界を作り上げているように感じられました。
「影向の家」では、暗闇の中、階下からシャボン玉や一筋の煙が
ふ~っと立ち昇ってっくるのを静かに椅子に座って見つめます。
(真っ暗なので残念ながら画像はありません)