宮沢賢治 銀河への旅 [本・漫画・TVなど]
ご縁のあった本やCD [本・漫画・TVなど]
脳はなぜ「心」を作ったのか [本・漫画・TVなど]
半分青い~豆本 [本・漫画・TVなど]
だんめんず [本・漫画・TVなど]
夜の空 葉牡丹
・・などと言っている間に、ボタ雪が降ったり5月並みに温かくなったり。
一斉に咲き出して記事にし損ねてしまった花々をまとめてアップ!
息子を病院に連れて行くのに慌てたら、駐車場の手前で車を寄せすぎて
サイドミラーがぶつかり、バラバラに割れてしまいました(><)。
他に物損や怪我はなかったのですが、ミラーの中がこんなにデコボコに
なっているのに、ちょっとビックリしました。
昔、バイオリンやエスカレーターの断面が載っている「だんめんず」
という絵本を譲り受けて以来、「萌え断」の私。。
丁度事故後にさまざまな物の断面を紹介するバラエティ番組、
「全部切ってみました~真っ二つSHOW」を見て併せて
おおっ・・と思ってしまいました。
貝の断面はつややかな秘密の小部屋のようで美しいですね。
谷川俊太郎展 [本・漫画・TVなど]
サラバ!~自分の信じるものは・・ [本・漫画・TVなど]
路上の宝石 [本・漫画・TVなど]
辞書サーフィン [本・漫画・TVなど]
- 作者:
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1993/04
- メディア: 単行本
- ※この本を検索したら中古で1円で出ていました。ひえ~!
びじゅチューン [本・漫画・TVなど]
記憶について~スローターハウス5 [本・漫画・TVなど]
幸せってなんだっけ [本・漫画・TVなど]
以前朝日新聞の書評で取りあげられていた「世界しあわせ紀行」
という結構分厚い本を読みました。(エリック・ワイナー著)
オランダの「幸せ学」の権威が管理している「幸せ指数データベース」
(若干胡散臭いのですが、真面目に研究されているようです)を元に、
第二外国語のろくでもない話 [本・漫画・TVなど]
前回のコメントで、第二外国語を中国語にした・・と書きましたが
正しくは「第一外国語」だったのを思い出しました。どうでも良い事ですが(笑)。
中学・高校・大学とも英語に力を入れている学校にうっかり行ってしまい、
英語嫌いの自分は、また地獄の日々を送りたくないという後ろ向きの理由から
英語から最も遠そうな中国語を第一に、取らざるを得ない英語を第二外国語に、
・・という思い切った選択をしたのでした。
が、素っ頓狂なハイトーンで発声しなければならない中国語もやっぱり苦手で、
頭の禿げた中国人の先生が(楽しくて良い方でしたが)中国式拉麺の作り方や
美しい公園の話をされるのを聞きながら眠りに落ちる日々を送り、
どうやって単位をとったのか全く記憶がありません。
第二外国語となった英語は易しい児童文学の読解だけですみました。
その時の教材がフィリッパ・ピアスのホラーっぽい『影の檻』
「The Shadow-Cage,and Other Tales of The Supernatural 」。
- 作者: Philippa Pearce
川端・三島の往復書簡 [本・漫画・TVなど]
「川端康成・三島由紀夫 往復書簡」という面白い本を読みました。
(20年も前の本!)年の離れた二人の師弟関係を窺い知ることができます。
東京大空襲前後の昭和20年3月、三島(20歳)の処女小説「花ざかりの森」を
文壇の大御所・川端康成(45歳)が拝受したお礼から始まって、25年の後に
三島が自衛隊市谷駐屯地で自決する数か月前の書簡で終わっています。
その後、三島の雑な走り書きが1通あったけれど、ご家族の意向により
未公開とのことです。う~ん、何が書かれていたのか知りたいですね。。
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 529 円
カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」 [本・漫画・TVなど]
綾瀬はるかのTVドラマ、多部未華子の舞台、映画でも話題になった小説、
「わたしを離さないで」(カズオ・イシグロ著)。ご存知の方も多いと思います。
1年以上前に図書館で予約したのがやっと回ってきたので、読んでみました。
「日の名残り」もそうですが、命の終わりが近づいた主人公が、自らが
生きてきた時代や故郷同然の場所、周囲の人々との関りを懐かしみ振り返ります。
その抑制のきいた語り口と、結構シビアな人間観察が私は好きです。
主人公にやるべきことはやってきたという誇りがあるからか、暗さよりも
夕焼けのように心に沁みる、ある種の清々しさが感じられるのが特徴でしょうか。
そして作者が実際そこで暮らしていたことがあるのでは?と思う程リアルな描写。
本作のあらすじは知っていましたが、読み終えてしばらく呆然としてしまいました。
かなりショッキングな内容なので、軽々しくコメントするのは憚られる感じですが。。
- 作者: カズオ・イシグロ
「長いお別れ」 [本・漫画・TVなど]
「長いお別れ」という本を読みました。
- 作者: 中島 京子
- 発売日: 2015/05/27
「長いお別れ」=ロング・グッドバイとは、長い時間をかけて少しずつ自分の過去や
親しい人を忘れていく「アルツハイマー型認知症」を指すのだそうです。
小学校の校長だった厳格で真面目な父親が認知症になり、母親と3人の娘がその異変に
戸惑い、次々訪れる危機を綱渡りで何とか乗り切っていく様をユーモアも交えつつ
描いています。3人の娘が抱える問題や人間関係も今風でリアルに感じられます。
すったもんだの末にデイサービス・訪問介護利用から、入院、施設入所と家族が悩みつつ
決断を迫られる中、本人は呑気でマイペースな毎日を送っているのが微笑ましくもあります。
もともとが穏やかな方だったのと、お母さんが愛情を失うことなく根気よく上手に介護
されていたのだなあと感心します。日本の主婦は忍耐強いけれど、その献身に頼るのも
老老介護になると限界があるので、ひとりで抱え込まずに相談・協力できる人を内外に広く
求める、完璧をめざさない、ユーモアを忘れないこと等が大事なのかなと思いました。
仕事としては何十人も見送っても、家族の立場で覚悟できるかはまた別な気がします。
障害や病気に縁がなかった人でもかなりの率で訪ずれる介護問題。身につまされます。
この本を読んでいたのは、全国にチェーン展開している「星乃珈琲店」というお店。
スフレパンケーキが有名ですが、注文から焼き上がりまで20分以上かかります。
その間本を読んで待つという気障な事?を一度やってみたかったのでした(笑)。
思い切ってランチタイムにオムライスも追加注文して散財しつつ長時間居座り、
密かな夢が実現しました。うれしい美味しくて落ちついて過ごせるよいお店です
先程始まったドラマ「カルテット」。松たかこ、満島ひかりなど出演者が
良いし、ちょっと面白そうです。サスペンスなのか?
「世界の巨樹と絶景の森」 [本・漫画・TVなど]
最近寒いし先立つ物もないので、もっぱら脳内トリップを試みるうっかりくま。
丁度図書館で「絶景特集」絶賛開催中なので、また写真集でスミマセン。。
タイトル通り世界の巨樹や森を、地域ごとに分けて解説してあります。
上はイエメンの竜血樹。毛細血管の様な、ヅラを被ったシイタケか火星人みたいな
面白い形そこには過酷な環境で生き延びる知恵が詰まっているのでしょうね。
次はおなじみ屋久島のスギ原生林。「幹の樹脂分が多く腐りにくく、樹齢二千年を
超える個体が多数存在する」!行きたい~!と、ベストシーズンを調べてみたら
何と冬は雪が降るのですね。亀の産卵や天の川が見える夏は下界が40度になり
台風、虫も大変そうなので5月や10月末がいいのかな?雨後も美しいらしいし。
レスピーギの交響詩「ローマの松」の題材にもなった「イタリアカサマツ」。
樹高は25m位、「毎年硬くて巨大なマツカサの落下による事故がある」とか。
事故とは、頭部打撲や車体の陥没の類でしょうか?(推測です)
ソノラ砂漠の弁慶柱(!)という世界最大のサボテンは「年に6mm位伸び、
75年で枝分かれし150~200年で15mになる」って観察した人、偉い!
「星の王子さま」に出てくるバオバブの木、「日立の木」で有名になったハワイ
オアフ島のアメリカネムの樹、樹齢2200年・樹髙84mのセコイア国立公園の
「シャーマン将軍の樹」など、巨木ファンには嬉しい写真がいっぱい。
南アフリカプレトリアのジャカランダ並木、ドイツのケラーヴァルト・
エーダーゼー国立公園のヨーロッパブナなど、行けないけど素敵ですネ。
人間の一生をはるかに超える樹齢の木々を見ると心が落ち着きますね。
包容力のある、穏やかで達観した長老と向かい合っているみたい。
といってもそんな長老、物語の中でしか出会ったことがありませんが。
樹木が人間の行いによってみだりに寿命を縮めることがありませんように。。
- 作者:
- 出版社/メーカー: 学研パブリッシング
- 発売日: 2015/07/21
- メディア: 単行本
「聖の青春」原作本 [本・漫画・TVなど]
去年末に松山ケンイチ主演で映画化された「聖の青春」の原作本を読みました。
名人になる夢の途上、将棋界最高峰リーグA級在籍のまま29歳で病の為
亡くなられた村山聖(さとし)さんの壮絶な一生を描いたノンフィクションです。
私は将棋のルールが理解できず、棋譜の解説部分はちんぷんかんぷんですが、
将棋好きの家族の影響で、そのお名前や肉丸君と呼ばれスーツが合っていない
独特の風貌には見覚えがありました。(師匠からの借り物だったのですね)
5歳でネフローゼになり、無理のきかない体で文字通り命懸けで将棋に
打ち込んだ聖さん。とんでもない我儘な面もありながら、まっすぐで飾らない
人柄で愛され、将棋そのものが自己表現、生きている証になっていたという。
A・クリスティ等の推理小説や少女漫画(萩尾望都、大島弓子など)も大好きで、
所得が高額になっても身なりに構わず本やCDに埋もれた安下宿に住み続けたとか、
幼いころから死と隣り合わせの生活が続き、ダニを殺すのも爪や髪を切る事さえ
拒否する程命を大事にしていたのに、勝負自体が相手を殺すも同然と気付いて
嫌悪感に苛まれていたとか、フォスタープランへの寄付を生涯続けたとか。
師匠との自由で破天荒な生活、負い目を感じる家族との関り、棋士同士の交流や
将棋界のしきたりなど興味深い逸話満載で、一気に読んでしまいました。
長老が将棋界を牛耳っていた時代に、20代初めで名人になった谷川浩司さんが
どれだけ羽生さん世代を奮起させた存在だったかも、初めて理解できました。
将棋が大好きで全てを投げうって打ち込んだとしても、プロとしてやって
いける人はごく少数。プロとして一流であり続けることは、勝負である以上
スポーツ界同様とんでもなく過酷な世界。タイトルやA級などの頂上をめざし、
ふるい落とされ、別の人生を選択していく多くの人々・・。
http://www.shokugyou.net/shoku-sports/shouginokisi.php
漫画「3月のライオン」の二階堂も村山さんがモデルかもしれないですね。
映画では東出昌大さんが演じる羽生さんも結構似ており、自ら志願した松山さん
も役作りの為相当体重を増やして臨んだそうです。
正月に見ようと思ったら終わってしまい、前回に続き残念その2(:--:)
映画のレビューを見ると、村山さんが闘志を燃やした相手が谷川でなく羽生に
なっている?羽生さんとは尊敬しあって仲が良かったはずなのに、話を単純化
するために事実を曲げてしまったとしたら残念その3ですねー。
今年のキーワードは「残念」か?!
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 750 円
写真集~窓、フィンランド [本・漫画・TVなど]
画集や写真集や絵本は、高いし重いしかさばるのだけど、
何度も眺めたいのでつい買ってしまう。。(中古で)。
せっかく美しい写真を台無し画像にするのは気が引けますが
(というより著作権的に問題あり?)紹介の意味で・・
できればどこかで実物を手に取って頂ければと思います。
1冊目は「WindowScape 窓のふるまい学」。
YKKと東京工業大学塚本研究室の共同研究の成果をまとめたもの。
「陰影礼賛」や「銀河鉄道の夜」等の一節を引き合いに出しつつ
世界各地の窓辺を分類考察、撮影した見応えのある分厚い本です。
なぜ窓や格子の「向こう側の景色」に憧れてしまうのでしょうか。
もしかして前世は、牢屋とか監獄暮らしだったりして・・?
- 作者: 東京工業大学 塚本由晴研究室
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 2010/10/29
- メディア: ペーパーバック
そしてもう一冊は、「フィンランド光の旅」。
フィンランドは緯度の高さから太陽高度が低くて弱いため、
物の立体感や奥行きが際立ち劇的な光景に感じる事が多いのと、
白夜やオーロラなどの特徴的な光環境を持つ風土とのこと。
アルヴァ・アアルトの建築はもちろん、氷雪でできたバーや城、
静かな水辺や森の風景写真もあり、暖かい部屋にいながらにして
フィンランドを旅した気分に浸れます(^^)。
光をたくさん取り込んだたシンプルな建物が美しいです。
照明デザイナーの石井幹子さんは若い頃北欧でデザインを学ばれた
のですネ。真似しようにもできない素敵な生活は遠い。。
- 作者: 小泉 隆
- 出版社/メーカー: プチグラパブリッシング
- 発売日: 2009/08/10
- メディア: 大型本
- 作者: 石井 幹子
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 1996/04
- メディア: 単行本
気にしすぎとねほりんぱほりん [本・漫画・TVなど]
「気にしすぎ人間へ」という本を読みました。
- 作者: 長沼 睦雄
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2015/09/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
気にしすぎてしまう気質を無理に変えようとするのではなく、その良さを
生かしつつ生き辛さを軽減させる方法を温かく提案してくれています。
著者は多くの患者さんを診てきた精神科医で数少ないHSPの臨床医。
内向型の人と重なる部分が多い「HSP(とても敏感な人」)は五感が鋭く、
他人の発するエネルギーや光、音、食物等にも敏感に反応してしまうので
ストレスに晒されやすく、他人と自分の境界もあいまいで人に共感しすぎて
疲れたり潰れたりしやすいとのこと。
活気のある職場で周囲の声がハウリングのように聞こえてしまったり、
5月の強い光で頭痛がしたり、大勢の人と話すと眠れなくなったり、やたらと
「一人反省会」をしてしまう自分もその傾向があるように思います。。
「外交的、社交的、決断が速く自信たっぷりにふるまう」のを良しとするハーバード
ビジネススクールタイプが大企業のリーダーや政治家の資質としてもてはやされ、
日本の就活でも「自己アピールやコミュ力、プレゼン能力」が求められる時代ですが、
揺り戻しなのか最近本場アメリカでは内向型人間の良さが見直されているのだそうです。
外交的なリーダーも数%は必要でしょうが、多くの人がそうなろうとする必要は
ないのでは?と常々思っていたので、共感できました。
(「桐島、部活やめるってよ」や「何者」の朝井リョウ氏の作品も、いわゆる
カースト下位な人を評価していく点で同じ流れを汲んでいるように思います。)
気質は変えられなくても、自分のマイナス感情を否定せず「受け入れ、許す」。
「白くて暖かい光が自分の中に満ちている」と意識することで、他人の感情が
入り込みすぎるのを防いで自分を保つようにする方法や、「気づき、認め、許す」
過程でトラウマ記憶がフラッシュバックしないよう、二人称で「あなたは・・
だったのに気づいてあげられなくてごめんね。話してくれてありがとう。」と客観的に
振り返るなどの対処法も参考になります。心の中に精神科医を常駐させる感じでしょうか?
また、人間は何故か人生の中年期以降「自然に」自分の苦手な分野の物事を始める傾向に
あるそうで、それがなぜ50代なのかはわからないそう(笑)。
人生でやり残したことが気になるお年頃なのかもしれないし(^^;)脳が偏りを感じて
バランスを取ろうとするのかも・・不思議ですね~。
なので得意分野を伸ばすことで全体の能力が引き上げられる子供のうちは「無理に」
苦手なことを克服させなくても良いのでは、とも。なるほど。。
話は変わりますが・・
ブログしながら聞いていたEテレ東京「ねほりんぱほりん」という番組が面白い!
ぶたさんが語りあうほのぼの映像で当事者の本音が語られる覆面座談会です。
YOUと山ちゃんが鋭い突っ込みをしています以前見た「保育士の過酷な実態」や
今日の「宝くじ一億円当選者」も面白かったけど、次回は「痴漢冤罪体験者」だとか。
いったいどうやって当事者を集めたのでしょうか?
覆面でないと語れない赤裸々で興味深いお話、水曜11時PM~放送中です。
続くスイッチインタビュー達人達は「光のアート・プロジェクションマッピング」の
松村亮太郎×「禅の庭」枡野俊明ですと!これまたどちらも素敵で魅力的な世界ですね。
明日早出だけど、見ちゃおうかな。。