私も見た!ボヘミアン・ラプソディ [映画]
ロックバンド『QUEEN』のリード・ヴォーカル、フレディー・マーキュリー
の半生をQUEENの名曲に乗せて描いた伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」。
ソネブロガーeinsteinさん、ちいさんのブログでこの映画が取り上げられて
いるのを拝見し、ほぼリアルタイムで聞いていてフレディ・ファンだった私は
いてもたってもいられずIMAX上映会場を探しました。情報有難うございます!
IMAXの大画面と迫力ある音響はスタジアムの臨場感が伝わってくるようで
「レディオ・ガガ」で立ち上がって手を叩きたくなるわ、ラストの「ショウ・
マスト・ゴー・オン」では泣けてくるわ、濃密な時間を過ごしました。
ブライアンとロジャーも製作に関わっただけあって、当時メンバーが着て
いた服や所作まで細かく再現されて、実写映像と錯覚しそうになります。
それも単なる物まねに留まらず、魂が乗り移ったと思うほど真に迫っていて
作り手の誠意と熱意が感じられる良い映画でした。行って良かったです!
(フレディ役の俳優さんは前歯の入れ歯を作って臨んだそうで、歌声はほぼ
フレディ本人のものとのこと。あれだけ歌えたら歌手になれるし(^Д^)。)
※※※※※※※以下はネタバレ満載なので、ご注意下さい※※※※※※※
デビュー当初(日本では人気があったが)批評家から酷評された事。
フレディがザンジバル生まれで本名はバルサラだと聞いて驚いた事。
気が遠くなるような手作業で多重録音したボヘミアン・ラプソディ。
リオデジャネイロで観客が一斉に合唱したラブ・オブ・マイライフ。
毛皮・長髪から短髪マッチョのスタジアムバンドに変身した時の驚き。
M・ジャクソンやマドンナが主流となり存在が霞んでいた時代の事。
「バルセロナ」をオリンピックで歌えずHIVではと噂されていたこと。
亡くなってショックだったけれど、最後まで病床には信頼できる友人・
恋人が寄り添っていたと知って幸せだったのかとほっとした事など・・
当時話題になって友人ときゃあきゃあ言っていたエピソードが次々と
映像になって現われ、何だかとても感慨深かったです。
つかず離れずの関係を保つ珍しいバンドという印象があったけれど
生活スタイルの違いや選曲・ギャラを巡る対立もあったのですね。
出自や宗教、性的指向や容貌など数々のコンプレックスを抱える
マイノリティのフレディと、いわゆるエリートのメンバーとの溝、
愛情に飢えもがき続けるフレディの苦悩も痛い程感じられました。
それでもやはりフレディのエキセントリックさやギラギラな野心、
天才的な作曲センス、人の心を掴むあの歌声やパフォーマンスが
なければQUEENが有名になる事もなかっただろうことも。。
メンバー同士の衝突や何気ないリフから名曲が作られる様子や、
彼らがスターダムに駆け上っていく姿にはワクワクしました。
そしてよくある構成とはいえ、クライマックスになるステージ
「ライブエイド」が、不仲だった父やメンバーなどフレディに
とって真に大切な人達と和解する契機となり、曲の歌詞と彼の
人生がシンクロしていく様などは涙なくしては見られません。
恋人との関係が判りにくいのは18歳以下に配慮して敢えてぼかし
たのか?そんなモヤモヤもQUEENの曲を映画館で聴く喜びが全て
吹き飛ばしてしまいます。あ~コンサートに行きたくなる。。
QUEENの曲を聴いたことがない人はいないと思いますが、この
映画で人気が再燃して新たなファンが生まれたらいいなあ。
2018-11-15 23:07
nice!(40)
コメント(10)
あぁ、うりくまさんも観に行かれたんですね( ^ω^ )
私も観に行きたいのですが、runシーズンなのでなかなかタイミングが(⌒-⌒; )
でもやっぱり映画館の大画面で堪能した方が感動が大きいですよねぇ(ー ー;)
う〜ん・・・やっぱり観に行きたいからかみさんに相談してみようっと^^
by ニッキー (2018-11-16 08:07)
>ニッキー様
ニッキー様もQUEEN世代なのでしょうか。
何しろコンサートの再現ぶりが半端ないの
で、大画面、大音響は確かにおすすめです。
キープ・ユアセルフ・アライブでフレディ
が暴走する場面など笑いながらもついつい
足でリズムをとってしまいます。。
by うりくま (2018-11-16 09:01)
QUEENは日本で人気が出て世界に広がったバンドですね!
当時リアルタイムで聞いていました(^^)
by ma2ma2 (2018-11-16 14:26)
うりくまさんのクイーン愛溢れる言葉と映画の熱が伝わって来るような描写に
ウルウルしながら読ませていただきました・・・
また映画観たくなっちゃったなー。
映画を観ながら歌ったり手拍子したり出来る「盛り上がる人限定」の
上映回があればいいのに!
エアギターの人がいたりして楽しそうじゃないですかw
上記コメントの暴走するフレディがあの「自立しないスタンドマイク」
(の言い方で良いですか?)
を誕生させた瞬間も面白かったですよねー^^
蛇足かもしれませんが
QUEENに関して大先輩のうりくまさんもご存知ないかもしれない情報を一つ。
映画の監督のブライアン・シンガーもバイセクシャルの人。自ら公言してます。
男性同士のゾクゾクするような視線の交わし方や緊張感は
この監督じゃなければ描けなかったかなと思いました。
先入観持ちすぎかしら〜。。。
YouTubeはQUEENチャンネルだと画質も良い動画が揃っていますよ。
公式チャンネルにはない動画でフレディがメアリーの息子ときゃっきゃと
遊んでいる動画があったのですが泣けました・・・
長文失礼しましたm(_ _)m
by ちぃ (2018-11-16 15:08)
>ma2ma2様
そうなんです、日本人としてはそれと
絡めて「手をとりあって」も使って
ほしかったですが、日本贔屓を表わす
のが部屋着の着物風ガウンだけで。。
QUEEN,KISS,AEROSMITHがアイドル
的人気を誇っていたというのは、今振り
返るとちょっと面白いですね。
>ちぃ 様
いろいろ貴重な情報を有難うございます!
YOUTUBEのQUEENチャンネル、早速
早速探してみます(m^^m)。
この作品は監督も役者も交代続きで製作が
難航したようですが、フレディを描く上で
絶対外せないけれど、エイズに関心が集中
するのも本意ではないという微妙な辺り、
キワモノやスキャンダラスな内容にしない
為にも監督の指向は大事かもしれません。
ファミリー層を想定しカットされた場面も
もあるらしいですが(@@)。
QUEEN人気はアイドル時代、スタジアム
時代、バルセロナ前後と、いくつか山が
あり、今回もうひと山を期待しています。
私は段々聞かなくなった尻すぼみ型なので
本当はファンを名乗るのもおこがましい
のですが・・(^^;)。
盛り上がる上映会、いいですね~!ちい様、
迎賓館の宝塚公演といい、イベント企画に
「才能あり!」です♫。
20年前に行ったグッチさんとは別の、和製
コピーバンド「GUEENN」のライブでは、
オールスタンディングで笑って大盛り上がり
でした。調べたらまだ現役バリバリで活動され
ているようです。http://www.gueen.com/
by うりくま (2018-11-16 21:13)
日本でもアメリカでも興行成績初登場1位ですね。(^^)
by lequiche (2018-11-17 01:49)
>lequiche 様
そうなんですか。冷静に考えると脚本は
さほど上手くないけれど、元々の楽曲の力、
ドライブ感、ノリの良さ、フレディの煽り
が劇場向きなので、コンサートの代わりに
訪れるリピーターもいるかもしれません。
女装やタイツ、イヤミみたいな髪型、キレキレ
のアクション等コピーすると大抵お笑いに
なってしまうので、この映画はそうならな
いよう配役にも気を遣ったようです。
by うりくま (2018-11-17 10:14)
>あらら、ちいさんへのリコメント欄の
「GUEEN」、Nが1個多くてスミマセン。
会社の宴会芸から始まったのに、最近では
ポール・マッカートニーの奥様の誕生日の
パーティーに招かれ爆笑されたと書かれて
いますね。すごい・・(@^▽^@)
by うりくま (2018-11-17 10:24)
行かれましたか、うらやましい。
子どもが小さいと、映画館へなかなか行けなくなりました。
プリキュアか、仮面ライダーか・・・
以前のカートの映画といい、今回のQUEENの映画といい、The Greatest Showmanといい、ことごとく見逃してしまっています。はぁ。
by ケイkei (2018-11-17 23:25)
>ケイkei 様
コメントありがとうございます(^^)
私もいろいろあって15年位見られなくて
映画ブログを読ませて頂いて、鑑賞した
気になっているものも多いです(^^;)。
ロック映画に限っていえば中学生の時に
見たZEPの「狂熱のライヴ」やWHOの
「四重人格」以来かも?何十年前だ・・
昨晩のSONGSのQUEEN特集は凝縮されて
いましたが、少なくとも3時間、できれば
3日間くらいかけてほしかったですネ。
by うりくま (2018-11-25 10:48)