空中庭園・盛夏編 [風景・写真]
「日本のパラリンピックの父」と呼ばれる中村裕医師の生涯を描いた
「太陽を愛した人」というドラマを見ました。
傷つけまいとするあまり、腫れ物に触るように気を遣い、
他人から糾弾されたり晒し者にされることがないように
人目につかない所で穏やかに暮らしてほしいと願ってしまう。
家族や親しい人がとってしまいがちな行動は
思いやっているように見えて、差別を助長しているのか。。
当事者より自分を世間の非難から守ろうとしていたのかも
しれないと、障害者の親として考えさせられました。
「障害があるからといって甘やかさない。
当たり前に生き生きと人生を謳歌してほしい」
「失ったものを数えるより残っているものを生かせ」
彼らと真っ直ぐに向き合って、毅然として世間の常識と戦い
当時の「常識」を変えていった中村医師の言葉は、厳しくも温かい。
静かに穏やかに過ごすことを優先させてしまいがちな
高齢者についても共通する所があるように思いました。
去年の6月に行った、池袋西武9Fの「食と緑の空中庭園」。
この猛暑や大雨でどうなっているのか気になっていました。
今年は特に、こちらの管理は大変だったと思いますが
見事に「夏の庭園」に衣替えされ、健在でした。(@^▽^@)
飲食店オープン前に手入れをされている方がいらっしゃいました。
人にも植物にも、この暑さは苛酷ですが・・
今年も美しい庭を見せて頂いて有難うございます!
どうか台風の被害は最小限で済みますように。
2018-08-23 00:26
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ブルースカイ ブルー [音楽]
♫「ふり向けば あの時の 目にしみる空の青さ思う
悲しみの旅立ちに まぶし過ぎた空 思い出した」
「青空よ 心を伝えてよ 悲しみはあまりにも大きい
青空よ 遠い人に伝えて さよならと」
(作詞:阿久悠「ブルースカイ ブルー」より抜粋)
西城秀樹さんが亡くなられてから3ヶ月が過ぎました。
告別式で納棺の際に流れていたこの曲を聴くと、ご家族や
熱心なファンに支えられて希望を失わず前向きに生きられ
た秀樹さんの姿と重なって胸が詰まります(:--:)。
「西城秀樹」は小学生の頃初めてファンになった芸能人です。
思えば当時は「喝采」「また逢う日まで」などドラマチック
歌謡の全盛期でしたが、長い足を生かした派手なアクションと、
長い髪を振り乱して熱唱する秀樹さんの姿は際立っていました。
「こういう方向で売りだそう」とプロデュースされた偶像で
あっても、それを完璧に磨き上げ、期待に応えようとする努力
や輝くような個性があってこそのもの。秀樹さんの場合は
ご自身のアイディアが生かされたものも多かったようです。
洋楽を聴くようになって自分は次第に歌謡曲から遠ざかって
しまいましたが、大の洋楽好きの秀樹さんがずっと前から
取り入れていたとは知らずに後追いしていたものも少なく
なかったことを最近になって知りました。
幸せなご家庭を築かれて間もなく脳梗塞で倒れ、長い間
リハビリをされていたことも、実はよく知りませんでした。
引退も考えたという2度目の発症前、何故か突然「コンサート
に行きたい」と思った時期があったのですがそれも果たせず、
ベストCDを購入して懐かしい歌声を聴いたりしていました。
お茶目で優しいお人柄や様々な逸話を聞くにつけ、なぜもっと
早くに応援しに行かなかったのかと悔やまれます。なかなか
立ち直れずにいたら・・あれ?これはもしかしてヒデキ?
・・の物まねをするサケビー君でした!(*゚∀゚*)
(コアなファンの方、申し訳ありません!)
ふざけているのではなく、慰めようとしてくれていたのね。
白髪交じりのウイッグやチープな小道具に思わず笑ってしまっ
たけれど、なかなかやりますね~、サケビデキ@@。
「YMCA」 「ブルースカイ ブルー」
私が大好きだった「薔薇の鎖」のスタンドマイク・パフォーマンス
まで練習してくれてありがとう♡ ・・・「西城秀樹」は自分に
とってこれからも永遠の「青い春」であり続けるのだと思います。
1974年~2007年までのNHKの24番組から収録した延べ123曲
の映像、歌詞とカラー写真満載のブックレット付永久保存版↓の
DVDを見ていると、いくらか喪失感・飢餓感が癒やされます。
NHKだから若干露出は少なめですが、それにしてもバックで踊る
スクールメイツの顔にボカシがかかっているのは何故でしょう・・
(ご本人の画像はこちらからお借りしました)
「カメラを止めるな!」 [映画]
巷で話題沸騰中の映画、「カメラを止めるな!」を見てきました。
結論から言うと、噂通りとっても面白かったです!!
朝イチ上映でしたが満席で、上映後に拍手する人も・・(^0^)。
監督も俳優も全く無名の低予算映画だそうで、ポスターだけ
見るとB級感漂うゾンビものにしか見えませんが・・。
設定は似ていても「地獄でなぜ悪い」的なトンデモ・
スプラッター路線(←嫌いじゃない)でもありません。
前半「なんだこれ?」と疑問に思う箇所も多いのですが、
ここであきらめてはイケマセン!
後半になるとオセロで黒が白にひっくり返るみたいに
全て見事に笑いにつながっていくのです(@^▽^@)。
これ以上はネタバレになるので書けませんが、
久々に逆転満塁ホームラン的満足感がありました。
今思い出してもニヤニヤしてしまう。(その姿はホラー?)
小さいお子さん以外は、是非映画館に足を運んで下さいね。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
映画館から近い弥生美術館にも足を伸ばしました。
(東大の弥生門のすぐ近くです。喫茶店から眺めた美術館入口↑)
「文豪・泉鏡花×球体関節人形展」を9/24まで開催中です。
館内撮影不可で画像は1枚だけですが、「カメラを止めるな!」
より怖いと言われそうなので、以降は追記に(m^^m)。
森のカフェに行ってみた [食事・雑記]
8月のとある日、青梅市の岩蔵温泉郷という所におりました。
なぜかというと・・
パラパラと「東京の森のカフェ」という本をめくっている時に
「Rが指さした所に行ってみる?」と適当に言ってしまった結果、
Rが力強く指さして行きたいと主張したのが、こちら青梅市にある
「コンブリオ」というお店だったのでした。(*^O^*)
(左上の写真はお店のハガキ、右上は道案内の表示板です。)
飯能か東青梅駅から本数の少ないバスに乗り更に5分程歩く、と
かなり遠いようですが、Rは乗り物に乗る事、私は食べ歩きが趣味。
翌朝Rが朝5時に張り切って起きてきたので、日帰りで行く事に。
「コンブリオ」はイングリッシュガーデン風の緑に囲まれた素敵な
お店です。「東京の森のカフェ」によると、1999年にオーナー
ご夫妻が自宅の居間を改装してオープンされたそうです。カッコイイ!
基本的には地元の方の憩いと交流の場になっているようで、
奥の方は手作り品を展示するギャラリーになっていました。
静かな雰囲気を壊さぬよう殆ど宣伝していないにも関わらず、
私達のように遠方から来るお客さんも少なくないようでした。
・・ということは店内撮影はあまり歓迎されないと思うので、
小さめのピンボケ画像でサラッとご紹介(m--m)。
店内もお庭も「好きなものに囲まれた暮らし」という感じで憧れます。
食材の仕入れ先にも気を使っていらっしゃるためか、ハンバーグと
付け合わせのお野菜はとても美味しかったです。
デミグラスソースが何か洋酒のような独特の風味があり(和洋折衷
ソース?)野菜に絡めていただいた時に思わず「うまっ!」と
口走ってしまいました(^0^)。
音楽用語で「生き生きと」を意味するという「コンブリオ」。
おかげさまでリフレッシュできて、元気をいただきました。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ところで「コンブリオ」は小道を入ったちょっとわかりにくい場所
にあり、お店を探す途中で道に迷って小雨に降られてしまいました。
その時タイミングよく目の前に現われたのが「CAFE YUBA」さん↓。
雨宿りという口実で、喫茶店のハシゴをしてしまいました(^0^)。
こちらのお店も周りは花で埋め尽くされ、眼下には池があります。
窓際の席で荷物を降ろしてホッと一息つかせていただきました。
木のぬくもりが感じられる山小屋のような落ち着ける空間です。
雑誌や本を眺めても良し、窓から外の景色を眺めても良し(^-^*)。
手作りシフォンケーキとアイスコーヒーを味わっていると雨も上がり
空が明るくなってきました。折角なのでテラス席にも行ってみます。
この席もいいなあ。(←今年は暑すぎて蚊もいないし。。)
もう少し涼しくなったら、ここで寛いでみたいです(^-^*)。
冬には店内の薪ストーブが活躍するそうで、それも魅力的ですネ。
今回は残念ながら時間制限があって行けなかったのですが、
近くには日帰り入浴できる小さな旅館が3軒あることや、
「アド街ック天国」で紹介された評判のパン屋さん「麦(むじ)」、
そこでJAZZコンサートを開く予定もある事等いろいろ教えて頂き
お世話になりました。またいつか機会を作って訪れたいと思います。
※「東京の森のカフェ」は眺めるだけでも癒やされる、美しい
写真満載のおすすめ本です。
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,404 円
2018-08-12 15:34
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利尻・礼文の食事とお土産 [食事・雑記]
利尻・礼文島の食事&おみやげ編です。
7月は2種類のウニが食べられる良い時期なのだそうです。
涼しかったオタトマリ沼付近にホタテを焼くバター醤油の良い香りが
漂っていて、引き寄せられました。アスパラガスや熱々のお茶と一緒に
ハフハフしながら焼きたてを頂きました。じゅわっと旨味が広がります。
俳優さんのサインが飾られていた「ホテル利尻」の夕食は、品数豊富!
ほっけ等魚は100円でもキャベツが1玉500円など、島で収穫できない
野菜類が高値でアマゾンなどの運賃も高いと聞くと、
遠くから食い荒らしに来て申し訳ないような気もしましたが。。
あちこちに飾られている「海藻アート」や、浴室前に湧き水が飲める
設備があるなど、この土地ならではの良さが生かされていました。
夕食後、フロント前で自由参加の講演会が2つあり、行ってみました。
1つは利尻島での暮らしがわかる、島在住のお母さんのお話でした。
島で見られる花や動物について(泳いできた熊の事も・・)の解説や
進学や仕事で島を離れる人とフェリーで別れのテープを切る3月の恒例行事、
家族や近所の人も総出で行う昆布やウニの漁と加工作業の様子、
自然保護の為、登山者に携帯トイレを持参してもらっている事などを
ユーモアたっぷりにお話しして下さいました。
もう1つは、利尻富士に魅せられて島に移住してしまったという
山岳写真家・林久夫さんの写真展とスライドによるトークです。
四季折々の利尻山と雲が織りなす風景は溜息が出るほど美しい。
講演後も写真好きや山好きが残って撮影時の裏話を教えて頂いたり
話が弾みました。写真の一部はこちらからご覧頂けます。↓
(勢いで上のDVDを購入。↑涼しい部屋で眺めると極楽気分です。)
金田の岬での昼食「舟盛り御膳」では新鮮なウニ、イクラ、
ボタンエビ、サーモン、タコの5種を堪能しました。美味い!
レストラン正面に利尻山の絶景が広がる「三井観光ホテル」の夕食↓。
これでもかというくらい海鮮類が続きます。私がカニの身を取り出そう
と苦戦する横で、嬉しそうに箸を持って待ち構える者が。。(息子です)
礼文の漁師さんが朝獲ってきた魚を焼いて提供しているというこの店の
昼食、↓見た目は地味でも一番美味しかった・・のに店名を忘れました。
お土産は「男の食彩」というTV番組で取り上げられたふりかけ
「利尻っ子」。昆布・つのなしおきあみ・いか・あおのり・ごまが
入っておにぎりの具や冷奴、おひたしにも重宝しています。
利尻昆布ラーメンは、暑い日続きでまだ食べておりません(m--m)。
猫岩・桃岩・地蔵岩 [風景・写真]
利尻島の西沖にあり、アイヌ語の「レプン(沖の)シリ(島)」が
名前の由来といわれている礼文島。島を覆う緑が美しい。
西側にある「猫台桃台展望台」は、階段を少し登るだけで絶景が
楽しめる観光名所。右下に小さく見えるのが「猫岩」です。。↓
耳を立てた猫の後ろ姿に見える・・でしょうか。ピンボケで
拡大してもわかるような、わからないような?(笑)
250mもの高さがある「桃岩」は、海底の堆積物とマグマで
できたものが隆起したといわれ、内部が露出しています。かつて
アイヌ民族同士の戦の舞台にもなったそうで、一見のどかなこの
地も地質的・歴史的に激動の時代があったと思うと感慨深い。。
展望台を降りて海岸沿いを進むと見えてくるのが「地蔵岩」。
平らに切り立った茶色い壁のような所です。
岩も面白いですが、近くで干している昆布も気になります。
干す際に裏表を間違えると真っ直ぐな昆布にならないそうです。
この手前にメノウの産地だったという「メノウ浜」があります。
採り尽くされているとは思いつつ、お土産屋さんにオマケで頂いた
「メノウの原石の袋詰め↓」を参考に浜で探索してみました。
目移りして関係ないものばかり拾ってしまいましたが・・
↓左から二番目の豆粒みたいな白いのがメノウの原石らしいです。
結局全部浜に戻しましたが、手のしわが目立つのに今気がついた。
右上は「うにむき体験センター」に置かれていた貝。この穴は貝同士
の争いで破れ、相手の貝に開けられてしまったものだそうです。
それを人間が拾ってアクセサリーや工芸品にして売っている、という
のは「漁夫の利」みたいというか何というか。。
「うにむき体験センター」では生きているウニを自分でむいて
塩水で洗い、その場で食べることができます。中身を取り出した後
もトゲトゲが動くのが怖くて撮影だけしましたが、挑戦した家族は
美味しかったと言っていました。。( ・∀・)
各地で災害が続く中、申し訳なさも感じつつ連載してしまったこの
記録も、次回の食べ物・みやげもの編で終わります(m--m)。
2018-08-01 13:31
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