ご縁のあった本やCD [本・漫画・TVなど]
紅葉狩にも行けず、10月に上げかけた記事を再度アップしました。。
秋の定番と季節外れの花が一緒に咲いています。(もう冬に近いけど)
「普通」であることが当たり前でなくなってきた今日この頃、
普通に秋らしい花や秋晴れの空を見ると何だかほっとします。
空と海の美しい色彩に惹かれて銀座の「ギャラリー・オカベ」という
所に立ち寄ると、ほんわり優しく夢のようなパステル画でいっぱいの
高柳佐知子さんの個展が開かれていました。
赤毛のアンが大好きな高柳さんは、アンの家のようなアトリエで絵を
描き、植物を育てていらっしゃるイラストレーター兼エッセイストです。
先日「100分で名著」というTV番組で「赤毛のアン」の回を見てウルッ
ときたばかりだったので「赤毛のアン・ノート」を求めると、在廊中の
ご本人がサラサラッとイラスト入りのサインを書いて下さいました。
その後オシャレな東急プラザと泰明小学校を眺めつつ「十誡」を再訪。
案内された席の一番手前に立てかけてあったのは「夢のウラド」!丁度
読みたくてAmazonでチェックしていた本でした。が、高価で分厚い。。
待ち時間にすぐ読めそう・・と手に取ったのはモノクロの絵が特徴的な
エドワード・ゴーリーの絵本「不幸な子供」。トラウマになりそうな
救いのない「小公女の"残酷な真実”」?さすが十誡コレクションです。
※ ※ ※ ※ ※ ※
ついでに10月に読んで面白かった本、はまっているCDの記録でも。。
○異教の神々が戯れに作った世界、肉体は高利貸から借りたものという
発想がユニークな創世記・ロード・ダンセイニ著「ペガーナの神々」
※
○山尾悠子さんの作品に通じる不思議な話。以前より読みやすく感じた
「円環の廃墟」「バベルの図書館」所収のJ・L・ボルヘス著「伝奇集」
※
○繊細な作家・原民喜が広島での被爆体験を書き綴った「夏の花・心願の国」
※
○その原民喜の生涯を梯久美子が描いた評伝「原民喜 死と愛と孤独の肖像」
※
○未曾有の自然災害など待ったなしの課題に写真や資料と共に向きあう手引書
「小さな地球の大きな世界 プラネタリー・バウンダリーと持続可能な開発」
- (J・ロックストローム、M・クルム著 武内和彦・石井菜穂子監修)
※
○スーパーのレジ前でついカゴに入れてしまったワンポイントアドバイス集
「自衛隊防災BOOK地震台風豪雨に役立つ危機管理のプロ直伝のテクニック」
※
○「ネコの気持ちと飼い方がわかる本」ペットクリニック・アニホス監修
猫様とふれあう時に喜んで頂きストレスを与えないよう目下勉強中
※
○リサさんが歌う「水の影」「いのちの歌」「青いフラミンゴ」などが
聞きたくて探したカヴァーアルバム、小野リサ「ジャポン2」。
※
○Tちゃんお薦めのCD、ミルトン・ナシメント「ミルトンス」。
楽器の一部のような声が魅力的。待望の復刻版なんですね。
リサさんもミルトンさんも、偶然にブラジル繋がりでした。
2018-11-12 00:41
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コメント(8)
『夢のウラド』という本は知りませんでした。
よくチェックしているのに感心します。
キャッチ文に尾崎翠の名前がありますね。
国書の本は欲しいものが多いけれど高いです。
by lequiche (2018-11-12 02:01)
猫様との触れ合い方は日々実地で強制的に学ばせていただいております。本も読んだ方が良いでしょうか。
by zombiekong (2018-11-12 11:04)
ゴーリーで不幸・・・それは後を引きそうw
私は「うろんな客」でしばらくじくじくしてました><
by ちぃ (2018-11-12 15:30)
> lequiche 様
さすが!本文が「ラウド」になっていた
のにさりげなく訂正して下さって感謝で
す(*゚∀゚*)!本当にうっかり者でスミマセン。
尾崎翠、ちくま日本文学のを読みたい
です。国書にも文庫があればなあ~。
> zombiekong様
猫ブログ・ウオッチャーであるワタシ、
子供の頃は鳥や金魚が、その後は庭を
荒らされたくない家族がいて猫を飼っ
たことがなく、いつか猫様の僕になる
日を夢見ております( ´艸`)。日々
実習で鍛えられていらっしゃる皆様は
私にとって先生なのです(m^^m)
>ちぃ 様
「しばらくじくじく」という表現が
ぴったりかも(〃艸〃)。不幸な子供は
不幸のオンパレードですが、夢を持つ
より最悪の事態を想定するのが好きな
自分にはしっくりきます(^Д^)。
不思議でシックな絵もいいですネ♪。
by うりくま (2018-11-12 21:30)
高柳佐知子さんのパステル画、とっても素敵!
サインがいただけたのはラッキーでしたね☆
アンの家のようなアトリエも気になります。
by ミィ (2018-11-12 22:19)
>ミィ 様
目が覚めるような空色の絵が多く
とても綺麗でした。高柳さんの
アトリエは海からは遠い埼玉県に
あるようです。サインも青いペン
で書いて下さって嬉しかったです。
by うりくま (2018-11-13 20:09)
すっごく昔、小野リサさんのアルバム「SERENATA CARIOCA」を聴いてました^^。
いい声ですよね。
by Inatimy (2018-11-14 18:56)
>Inatimy 様
30年位前、流行りましたよね。
このアルバムは喪失感の漂う
やや寂しい曲が多いのですが、
リサさんの空気が抜けた様な
独特な歌い方と歌詞が良くて。
「よどみない浮き世の流れ
とびこめぬ弱さ責めつつ
けれど傷つく心を持ち続けたい」
(作詞作曲・松任谷由実「水の影」)
by うりくま (2018-11-14 19:51)