変わる廃墟展2018 [アート]
「変わる廃墟展2018」という写真展を見に行きました。
展示会場の浅草橋「TODAYS GALLERY STUDIO」
(月曜休3/21迄)自体もどことなく廃墟のような趣が・・
こちらは実録というよりアートとして廃墟の美に焦点を
当てた、12人の作家の方々の合同展示となっています。
詳細はこちら→ http://tgs.jp.net/event/haikyo
『変わる廃墟展』の「変わる」は、「物語を想起させるような・朽ち果てて
いく・静寂の中に眠る美しさ」を体感し「廃墟のイメージが180度変わる」
(パンフより抜粋)という意味だそうです。
滅びの美学や古代ギリシャ・ローマの廃墟が好きな自分は特別イメージが
変わることはありませんでしたが、若い方達にとって廃墟は「ホラーや
心霊現象」のイメージが強いと聞いて何となく納得しました。
撮影OKだったのでスマホ撮りしましたが、実物の写真はこれよりずっと
美しく迫力があります。(上記HPで見る事ができます。)
リゾート地の建物が経営難に陥って補修・撤去される事なく放置され、
草が生い茂ったり光が射しこむ風景には、妙に心惹かれるものがあります。
過ぎ去った時代の記憶やその後の紆余曲折に思いを馳せたり、人間が格闘
した跡をあっという間に覆い尽くす生命力旺盛な植物に圧倒されたり。。
自然に還っていくような人工物を見ていると時間が可視化される感覚や、
胸が締め付けられるような切なさ、あきらめに似た寂寥感など複雑な思い
が交錯します。(脳内BGMは「荒城の月」)
※当初この記事を上げたのが3月11日だったため、一部内容を差し替えて
再更新致しました。 震災で亡くなられた方々のご冥福と被災地域の復興が
進みますよう心からお祈り申し上げますと共に、ご訪問下さった皆様に
お詫び申し上げます。(m--m)。