朝倉彫塑館「猫百態」展 [アート]
リュカさんのブログ記事でも紹介されていた「猫百態」展。
面白そうだったので、日暮里の朝倉彫塑館に行ってみました。
改装中だと思っていたら4年も前にリニューアルされていたのですね。
12/24まで。休館日等は下記HPでご確認下さい。
その日はたまたま学芸員さんのギャラリートークがあり
作品紹介や見所解説を聞くこともできました。
「東洋のロダン」とも呼ばれた明治生まれの彫塑家・朝倉文夫の
設計によるアトリエ兼住宅であったこの美術館には、
「墓守」「大隈重信」などの力強い彫像も展示されていますが
今回は23年ぶりに猫の作品が一同に集められたそうです。
獲物を狙い、丸まって眠り、子猫を育て、病で弱る所まで
全てを見届けた朝倉氏が造形することにより
しなやかな筋肉の愛猫達の姿は永遠に留められているのでした。
※ ※ ※
自然光が入るアトリエやサンルームのある鉄筋コンクリート造と
住居部分である純和風の木造建築、どちらもとても素敵で
彫塑家らしく素材や形に対するこだわりも随所にみられます。
製作時に自分が動かなくてよいように床の一部が昇降するとか、
住居は奥様のために生活動線を考えた設計になっているとか
(同館のチラシより拝借しました)
恩師の膨大な蔵書を保管するための書棚は、地震対策も兼ねて
天上まで届く頑丈な造りつけになっている等、
美的な面と合理性をバランス良く考えて作られているようでした。
丸太と竹をモチーフにしたという数寄屋造りはとても落ち着く空間。
朝倉氏はよく中庭の池を眺めて寛がれていたそうです。
屋上には菜園を作っていて
観察眼を養うため、塾生にも園芸を推めていたそうです。
屋上の撮影はOKと聞いたので
立派なオリーブの樹や彫像を撮影させて頂きました。
今流行の屋上庭園の先駆け的存在でしょうか。
樹木とスカイツリー、どこかで見た組み合わせが再び・・(笑)
ちょっとビックリするような所に彫像が置かれています。
「押すなよ~!」「夕陽が目にしみる。サングラス頂戴」(とは言ってません)
こんな高い所から街を見下ろせる作品達が、何となく羨ましい。
入口で特別展の猫セットを1000円で販売していました。
絵はがき5枚、ねこ柄の付箋、メモ帳、ガーゼハンカチが入っています。
猫の彫像が縁側の座布団で昼寝している写真が個人的にツボです。
猫のお顔はちょっとコワイけど(^^;)。
猫好きにはたまらない展示と、見所いっぱいの建築や内装、
とても良かったです。教えて頂いたリュカさんに感謝!
リュカさんの御記事はこちらになります↓
すぐ向かい側にある「薬膳カレーじねんじょ」さんの海鮮カレーです。
五穀米にしてもらいました。あっさりヘルシーで美味しい。
最寄りの人気店、ショコラティエ・イナムラショウゾウの
カプチーノと濃厚なドームショコラ。
(画像が見つかったので追加でUPしました)
ついでに谷中せんべいも。。海苔せんべい美味しかった(^^V)