日光金谷ホテル [風景・写真]
「行ってみたかった所ベスト3」の最後は日光金谷ホテルです。
明治6年開業の日光金谷ホテルは、現存する日本最古のリゾートホテル
として登録有形文化財や近代化産業遺産に登録されています。
駅からも比較的近く、「あの坂を登ればいつでも行ける」と思うと
つい後回しになってしまっていました。
箱根宮ノ下の富士屋ホテル、日光レークサイドホテルなどの老舗が
相次いで休業してしまった今、2006年に耐震・内外装改修工事を終え
営業を続けられているこちらは貴重な存在になっています。
かつて正面にオシャレなベランダと車寄せがあった本館がこちら。
木製回転扉と東照宮風の彫り物。雨や風が強い日は大丈夫?
和洋折衷と言うより東南アジア的な感じがちょっと面白い。。
許可を頂いて写真を撮るには都合が良いのですが、心配になるくらい
お客さんを見かけない・・と思っていたらその後、ツアー客が解説付
で館内見学をしていました。本館以外も行くならついていきたいなあ。
廊下に展示されている資料やレストランの紙製ランチョンマットで、
外国人向けのホテルだった頃の様子を窺い知ることができます。
重厚な石造りや赤い絨緞は当時の洋風建築の定番でしょうか。
明治初期に建てられた新館(左下)と昭和初期に建てられた別館の入口(右下)。
こちらから見た別館、カッコイイです。和風建築のように見えますが、万平ホテル
も設計された久米権九郎氏による2×4を思わせる洋式耐震構造なのだそうです。
この時点で16時50分でしたが、クラフトラウンジで17時までランチメニュー
が頂けるとわかり、宿泊もせず歩き回ったお詫びと応援を兼ねて(?)こちらで
早めの夕食をとりました。(←閉店間際にかえって迷惑なんじゃ・・)
大正時代のレシピを復刻したという100年カレーが有名らしいですが
これは違ったのかな?じゃがいも、にんじん、たまねぎ・・ではなく、
レンコン、まいたけ、さつまいも、ピーマン、プチトマト等、存在感の
ある野菜がデ~ンとライスをおおっている上にマイルドなカレールウを
かけて頂く独特なベジタブルカレーと、レーズン入りで生クリームを
添えたフレンチタイプ(というらしい)のアップルパイ。
あっさりしていて10分で美味しく完食させていただきました。
・・日光日帰りの旅はこれにて終了です。(m--m)。
※この度の地震や大雨で被災された皆様にお見舞い申し上げますと
共に、1日も早く復旧が進みますよう願っております。
このような浮かれた記事を載せて良いのか迷いましたが17日に
書いた記事だったため、そのままUPさせて頂きました。
2018-06-22 23:12
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コメント(4)
日航金谷ホテルは外観を見ただけです。
中は箱根の冨士屋ホテルと似ていますね
10年前に母を連れて泊まりました。最初で最後でした
食事されたのですね。良いお出かけでしたね
by majyo (2018-06-23 06:13)
>majyo様
箱根宮ノ下の富士屋ホテル、大切な思い出に
なっていらっしゃるのですね。私が行った
のは25年も前です。それから後20年位、
仕事と療育に追われて旅行や美術館巡り等
自分はもう行けないものと諦めていました。
自由に動けるのは今だけかもしれないので
貴重だと感じています。ちょっと遊び過ぎ
かもしれませんが・・(><)。
by うりくま (2018-06-23 10:43)
日光金谷ホテル、かなり昔に外から見たことはありますが
場違いな気がして入ったことはないです(⌒-⌒; )
宿泊は財布が許してくれないけど、
解説付きの館内見学なら許してくれるかも=(^.^)=
by ニッキー (2018-06-23 23:46)
>ニッキー様
私の財布も宿泊やディナーは許してくれ
なかったので17時にランチです(笑)。
解説無しでもよければ、声かけで自由に
撮り歩きできて、誰も使っていない
クラシックなビリヤードとか、UPして
いないけれど面白い物もありました。
そういう見学者がいるので宿泊するのは
本館ではない方が落ち着けそうでした。。
by うりくま (2018-06-24 21:23)