眺めていることの至福 [本・漫画・TVなど]
最も幼い頃の記憶は、初春にぬくぬくとこたつに入りながら、
カーテンの隙間から射し込む光の粒子をひとりで眺めていた記憶。
幼児期には水彩画風「人魚姫」のエメラルドグリーンの海の色と、
金色の泡と化した人魚が光に向かって登っていく場面に釘付けになり、
「白雪姫」が捨てられた森の樹木や草花の可愛らしさに目を奪われ、
「ちいさいおうち」の素朴な家とのどかな風景に憧れてじーっと眺めたり。
- 作者: ばーじにあ・りー・ばーとん
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1965/12/16
- メディア: 大型本
・・と振り返ると話の内容はどうでも良かったらしい(^^;)。
幼稚園に飾られていたミレーの「晩鐘」の複製画、
ドールハウスの窓から見える景色や白い大きならせん階段、
日時計の針が刻々と変わるのを休み時間になる度眺めていました。
小学1年の時、小高い校庭からいつも眺めていた屋根の連なりを
そのまま描いて東京都絵画展で特選になった事もありました。
さぞやボーッとした変わった子と思われていたことでしょう。
とても役立つ人材にはなれそうにない、ものぐさな怠け者かも・・
ということで美術展に時々連れて行ってもらっては喜んでいました。
理系の兄は博物館の方が楽しかったようで「三つ子の魂百まで」ですね。
肉体を持たずに純粋に視るだけの「千の風」みたいな存在になることが
究極の理想ですが、生きている間は叶わない夢ですね。。
なので写真集や画集を眺めるのが今でもとても好きです。
いつもブログで美しい写真をUPして下さっている皆様には自宅に居ながら
楽しませて頂いて感謝しています!こんな楽しみ方があるとはブログを始める
まで知りませんでした・・今後ともよろしくお願い致します
- 作者: 谷川 俊太郎
- 出版社/メーカー: アリス館
- 発売日: 2006/07
- メディア: 大型本
2016-10-14 20:56
nice!(2)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0