ノーベル文学賞の周辺 [本・漫画・TVなど]
今年のノーベル文学賞がボブディランとな!何という変化球・・。
代表曲「風に吹かれて」しか知らない人がほとんどでは。
といってもディランほど知名度のある作家はいないかも・・って作家なの?
こち亀のテーマ曲を歌っていたホフディランが再浮上しそうな予感です
小学生の時、仲の良かった同級生が好きだった「学生街の喫茶店」という曲の
「片隅で聞いていたボブディラン」という歌詞を聞いて、学生の雑談を
喫茶店の片隅で聞いている変な外人さんなのかと思っていました(笑)
村上春樹氏自身は別に狙っていた訳ではなく周りが騒いでいるだけなようですね。
仕事に直結する本屋とマスコミ?既に知名度も高くて受賞の有無に関わらず
海外へ発信する力も機会もある方なので、がっかりする事もないというか。。
今後も多くの人の心に届く作品を書き続けてほしいデス。ちなみに私が好きなのは
「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」です。(かなり古い・・)
- 作者: 村上 春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1985/06
- メディア: ハードカバー
高校生の頃は、過去の受賞者である川端康成「掌の小説」の文章の美しさや、
大江健三郎の「万延元年のフットボール」のダイナミックな構成に感動したものでした。
今回検索していて安部公房が以前有力候補に挙がっていた事があると知りました。
安部公房は星新一と共に中学生の時に読みまくった作家の一人でした。
「R62号の発明」という短編が面白くて、「壁」「砂の女」「燃え尽きた地図」等
不条理の世界を彷徨いながら、カフカみたいだなあと思っていました。(カフカも
定番の「変身」から「城」「審判」「アメリカ」を同時期に読んでいたので。)
安部氏と星氏は互いにすごく意識し合っており、安部氏はカフカに影響を受けて
いたとか・・要するに私はその手の世界が好きだったということなのですね。。
本棚の奥に並んでるのをもう一度読んでみたくなりました。
- 作者: 安部 公房
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1969/05/20
- メディア: 文庫
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