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山陰の旅Ⅱ~足立美術館 [アート]

枯山水や苔庭など5万坪にも及ぶ日本庭園と

横山大観のコレクションで知られる足立美術館。

以前TVで庭師の方々の手間暇惜しまない丁寧な仕事や

借景となる山々まで買い取って管理する徹底ぶりが紹介されていて

いつか訪れてみたいと思っていました。


14年連続日本庭園ナンバーワン(米国の日本庭園専門誌!による)

というだけあって、広大な庭の眺めは本当に見事です。

小雨の朝でもお客さんが多くて構図を決める余裕はありませんが

人が少なくなるのを待って撮影決行!

2017アダチ10.jpg

雨は雨なりに、少し暗めな感じが渋くて良い雰囲気です。

2017アダチ4.jpg

創設者の足立全康氏は安来市の農家の生まれ。小学校卒業と同時に働き、

木炭販売や不動産業などにより一代で財を成した方だそうで

91歳で亡くなられるまで造園と美術品収集に心血を注がれました。

大観が好きすぎて、その絵をイメージした「白砂青松庭」も作られたとか。

個人の情熱が周りの人を動かし、故郷に作った美術館が

世界的にも知られるような名所になったというのにも驚かされます。2017アダチ9.jpg

掛け軸の形にくり抜かれた床の間の壁や、窓越しに眺める景色が

「生の山水画」に見えるような工夫が施されていて楽しい[アート]


お見せできなくて残念ですが横山大観のコレクションは120点にも及ぶそうです。

(H28年発行のガイドブックより。wikiでは130点になっている?)

川端龍子や竹内栖鳳等数多くの日本画、地元の陶芸家・河井寛次郎や魯山人、

平櫛田中の木彫作品など様々な名品を鑑賞することができます。

2017アダチ3.jpg

珍しい所では童画や蒔絵のコレクション、院展受賞作を展示した新館もあり、

関東からはるばる見に行った甲斐がありました。

2017アダチ7.jpg

(後で見たらガイドブッックの写真とよく似た天気と構図。

誰が撮ってもきれいに撮れるポイントなのかも?)

雨後の庭の手入れや窓掃除はさぞ大変だろうなあと思いますが

紅葉する頃は樹木も館内も、更に賑やかになるでしょうね(^-^*)。

nice!(37)  コメント(7) 

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コメント 7

アールグレイ

足立美術館、素敵ですね^^
TVで紹介されているのを見て、すごいと思ったことでした。
いいですねぇ。私もいつか行ってみたいところです。
窓枠からの眺め、自然の絵画、山水画ですよね。
友人も昨年行って、良かったと話していました。
by アールグレイ (2017-10-28 13:56) 

yuppie

風情があって素敵ですね~!
心が落ち着きそう・・・♪

by yuppie (2017-10-28 17:53) 

KENT0mg

奥大山の木谷沢渓谷の画像がとても素敵です。癒されました!
肩凝りが治りそうです。^ ^
by KENT0mg (2017-10-28 18:39) 

JUNKO

昔一度行きました。豪華で贅沢な美術館でした。
by JUNKO (2017-10-28 20:24) 

うっかりくま

アールグレイ様
私は南九州に行ったことがないので、いつも
ブログを拝見していいなあと憧れています。
天然の掛け軸はピンボケでUPできなかったのですが
なるほど~と感心するほど上手く作られていました。
見所が満載なので、できればゆっくり時間をかけて
回られることをオススメします(^^)。

yuppie様
確かに。。繊細で雄大な庭園や、霧が山沿いを静かに
登っていく様をゆっくり眺めていたかったです。
実際は人は多いし時間はないし、でしたけどネ。

KENT0mg様
木谷沢渓谷、癒し効果がありましたら何よりです。
そんなに広くはないのですが、このときだけ少し
晴れたので、とてもきれいに見えました(^-^*)。
頭痛薬や胃腸薬のCMにも使えそうかな?

JUNKO様
オープンしてもう47年なんですね。やっと念願が
叶いましたが、庭もコレクションの充実ぶりも
想像以上でした。JUNKO様は何月に行かれたので
しょうか。季節の移り変わりをこの庭園で見る事
ができたら面白いでしょうね!
by うっかりくま (2017-10-28 21:33) 

うめむす

こんばんは2
うめむすです。
見事な日本庭園に感動です。
やはり、うりくまさん、写真が上手です。
アップする前にトリミングはされているようですが、
もともとのフレーミングにセンスを感じます。

・・・すごく真面目なコメントを書いてしまいました。
違う、違うよ、こんなのは僕じゃない!

では、これにて失礼致します。
by うめむす (2017-11-01 20:14) 

うっかりくま

うめむす様
ご多忙の中、ご訪問ありがとうございます(^^)。
ここは誰がどこから撮っても素敵な写真がとれる
よう計算され尽くした希有なスポットなのです。
まるで自分の腕が上がったように錯覚すること
請け合いです。アルバム代わりにオチのない記事を
真面目に書いておりますが、それもまあ、たまには
いいっしょ?(^0^)
by うっかりくま (2017-11-01 23:26) 

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