加山又造~生命の煌き [アート]
日本橋高島屋で3月6日まで開催されている「加山又造展~生命の煌き」。
招待券をもらった母が風邪でダウンしてしまい、代わりに私が行く事に。。
恥ずかしながら、夜桜と富士山くらいしか知らなかったのです。
これらのいわゆる日本画も、とても素晴らしかったです。
が、今回驚いたのは革新的で自由な画業の方でした!
「日本画は、まだまだ若すぎるくらいである。
だから、私たちは、より自由にものを見描かねばならぬ。
見かけの古い新しいという、
あまり根拠のない批評の地点からも、より自由に。」
ラスコーの洞窟壁画やルソー・ピカソに触発された実験的な作品や
尾形光琳の紅白梅図屏風にアイディアを得た伝統的な作品。
エアーブラシ技法を取り入れ、大胆な裸婦の作品群を描き、
水墨画への志向を強めた晩年の作品まで、様々な技法を取り入れて
「描きたいものを描きたい時に描く」。
「生命の煌き」というタイトルに相応しい、多様で生き生きとした作品に
感銘を受けました。(と言いつつ画像がなくてスミマセン。)
私は上の画像と、初期の「馬」、荒々しい「冬の濤」、
こちらの「猫」が気に入りました。
猫好きとしても有名だったそうで、この対面、ほほえましいですね(^^)。
カマキリがシャーッと威嚇しているような姿も面白い。
「日本野鳥の会」の表紙絵も手がけられていて、
「アカゲラ」「カワセミ」など一連の作品が展示されていました。
生き物に注ぐ視線が優しいなあと感じます。
新たな切り口で、今までとは違った一面を知ることができたり、
観る側の状況によって捉え方が異なったりもするので、
美術展巡りは飽きないし、楽しいです。。
2017-03-05 19:41
nice!(31)
コメント(6)
加山又造の作品は好きです。近かったら行きたいところです。
by JUNKO (2017-03-05 21:36)
JUNKOさん、生誕90年ということで巡回している
ようなので、機会があったら是非。。詳しくないのですが
着物や陶芸の展示もあって充実していたように思います。
by うっかりくま (2017-03-05 23:14)
お母さま、お大事になさって下さい~っ(>o<)
同じくきのこ母も風邪でダウンして、レンチン料理のお世話になりました~^^;
こんな時にも使い勝手があって良かったです♪
素敵な日本画です~(*´艸`*)♪イラストのような…ちぎり絵のような(?)
生誕90年…恐れ多くも存じませんでした…(汗)
機会があれば見てみたいです~☆彡
by くまぱんだ (2017-03-06 22:23)
神奈川県の大磯という町で一人暮らししていた時、近くにあった大きなお屋敷が加山又造さんの家でしたよ^^、狸が出るような自然の中の住宅地でした…今はどうなっているのかなぁ、懐かしいです。
by mitu (2017-03-07 18:11)
くまぱんださんのお母様もですか!日本全国、まだまだ感染症
大流行中なのでしょうか。ハガキはスタンダード好きな母への
おみやげで、革新的な作品画像がないのに後で気づきました。。
by うっかりくま (2017-03-08 00:55)
mituさん、良い所に住まわれていたのですね。
大磯というとロングビーチ(古い?)のイメージですが、
狸がいたのですか。。神奈川は別荘も含め文化人が多い
感じがして憧れます。
by うっかりくま (2017-03-08 20:30)