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ヴィスコンティとタルコフスキー [映画]

 「ストリート・オブ・クロコダイル」を見ていた頃というと・・

かつてバブルに向かって世の中全体が何となく浮かれている感じがした頃、

自分が落ち着ける場所を求めてミニシアター系映画館等に通っていました。

当時やたらと忌み嫌われていた「暗い」のど真ん中だったかも(笑)。

もともと空いていましたが、今では閉鎖された所も多くて寂しい限りです。

高田馬場アクトミニシアターのメリエス「月世界旅行」、Aラモリス「赤い風船」、

ルイスブニュエル「アンダルシアの犬」、ジャン・マレー主演の「オルフェ」。

草月ホールで勅使河原宏監督の「アントニー・ガウディ」、アテネフランセで

ジェラール・フィリップ主演の「愛人ジュリエット」「花咲ける騎士道」。

池袋文芸坐のフェデリコ・フェリーニ特集、どこだったか忘れてしまいましたが

スタンリー・キューブリック特集等など結構あちこちで上映されていました。

今改装中のパルコパートⅢではルキノ・ヴィスコンティ映画祭を上映していました。
ワーグナーを聞けば「ルードヴィヒ神々の黄昏」、マーラー5番を聞けば
「ベニスに死す」の映像が浮かんできてしまうくらい、クラシック音楽が重厚な
映像に見事にはまっていてすばらしかった。。
ヘルムート・バーガー主演の「家族の肖像」も好きでした・・[バー]
そして吉祥寺の本屋さんに貼られたポスターに吸い寄せられるように見入ってしまった

のがタルコフスキーの「ノスタルジア」。映像美に酔いしれつつ、時々猛烈な眠気に

襲われつつも「鏡」「ストーカー」「サクリファイス」「惑星ソラリス」を立て続けに

見た覚えが有ります。「ローラーとバイオリン」「僕の村は戦場だった」

「アンドレイ・ルブリョフ」等初期の作品はDVDで見ましたが、やっぱり良い~!

降り続く雨、風になびく草、鏡や水面に映る影、燃え上がる炎、霧に覆われて霞む景色・・

映像の詩人と云われるタルコフスキーの世界に夢中になりました

映画もアートだと認識したのはこの両巨匠に拠るところが大きいデス[アート]

ノスタルジア [DVD]

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • メディア: DVD

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