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鉱物カフェの虹標本 [食事・雑記]

虹色になるコレステリック液晶で「虹標本」というものを作りました。

下の写真は出来上がりの見本です( ´艸`)。

IMG09243.jpg

鉱物好きには憧れの「Cafe SAYA」というお店が東十条にあります。

土日のみ開いている小さなお店ですが、ワークショップやちょっとした

面白い理科実験も行っており、今回初めて参加してみました。

詳しくはこちら→ http://kirara-sha.com/

(ネットショップ「きらら舎」の実店舗が「Cafe SAYA」です。)

IMG_09245.jpg

鉱物の名前(燐灰石、蛍石など)がついたソーダを飲みつつ

元教師でもある店長のSAYAさんの説明を聞きます。

(ソーダの中身は普通にブルーハワイやベリーです。)


そして配られた作成キットで各自実験開始(^O^)!

・・といっても白い粉末にスポイトで精製水を注入し、

ジップロックの中でひたすらコネコネするだけ。[手(チョキ)]

なのですが不器用な自分のはダマだらけになりました(^^;)。

この粉末はヒドロキシプロピルセルロース(HPC)という

医薬品添加物にも使われる人体には無害なもので

水を含むと液晶になり、濃度により反射する光の色が変わるのです。

IMG092411.jpg

予約参加した6名とお店の方2名で和やかにお話ししたり

お店の品物を物色したりしながらこね続け、

白い部分がなくなったら数時間放置し、小瓶等に絞り入れます。


温度や水分量を変えたり、ブラックライトを当てると色が変化するそうですが、

きれいな虹色になってきたので、しばらくはこの色を楽しむことにしました。


お店の中は鉱物標本やモルフォ蝶、オウム貝などが所狭しと並んでいて

ワクワクしてしまいます。子供の頃からアクセサリーになった宝石より

ゴツイ岩石の方が何となく好きなのです(^▽^)。

IMG_092410.jpg

鉱石の秤売りもしています[ぴかぴか(新しい)]



下の写真はアンティーク時計のケースを使った「鉱物タルト」(@@)。


こんな時間に行けるのは最初で最後かもしれないので

お財布と相談しながらお土産を厳選。

(左からレジンアクセサリー/赤鉄鉱/雪硝子の卵/蛍石)

IMG_092411.jpg

これらに光を当てるとこんな風になります。ひゃあ~!!(*゚∀゚*)

IMG_092417.jpg IMG_092420.jpg

買い物だけなら予約なしでOKです。

(わかりにくい箇所を9/27に修正しました)

こちらは以前も取り上げたことのあるSAYA(さとうかよこ)さんの著書。
数年前に読んで以来、いつか行ってみたいと思っていたのでした。
CafeSAYAでワークショップや理科実験を行っている
ビスマス結晶や結晶生成管、スノードーム、レジンアクセサリーの
作り方、「蛍石を八面体に割る方法」等も載っています。
眺めているだけで溜息が出る位、美しくて楽しい本です(*^O^*)。
IMG_20170913_111803(1).jpg
玉虫じゃなくて残念ですが、家の玄関前にいた黄金虫。
虹標本と色合いが似ていたので載せてしまいました(笑)

nice!(48)  コメント(10) 

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コメント 10

ちぃ

化学反応!?面白〜い!!
こういうのが家にあると何時間でも眺めていたくなりますww
by ちぃ (2017-09-27 13:40) 

lequiche

モルフォや貝類などの虹色という色彩に惹かれる感覚、
それを人工的に作り出すのは面白いですね。
たとえばタマムシという種類の布地もありますし、
自然に生じる虹色を人工物に移したいという
人間の願望としての意味合いがあると思います。

宝石より原石というのも、
たとえば科博のおみやげ売り場に並んでいる
鉱物標本を思い出してしまいますが、
澁澤龍彦の書斎もそんな雰囲気だったはず。
ジュエリーでも貴石よりもあまり高価でない
素朴な石のほうが味があるように感じます。

山尾悠子がお好きだったら、
澁澤龍彦とともに塚本邦雄は必読です。
by lequiche (2017-09-27 13:44) 

うっかりくま

ちぃ 様
ありがとうございます。今回もビニールが破けたり、
実験で机を焦がす人もいたそうですが、店長が大らか
な方なので助かります。まだ白い所が残っていて空気も
入っちゃってる失敗作ですがUPしてしまいました(^^)。
クラゲの観察会なんていうのもあって楽しそうですヨ。


by うっかりくま (2017-09-27 14:09) 

うっかりくま

lequiche様
そういう感覚をわかって頂けて嬉しいです。
自然界に存在するものには、人が手を加える以前の
力強さ、その色や形である理由や成り立ちがわかる
安心感があります。科博のみやげもの売場も好き
で鉱物標本もいくつか持っています。もちろん、
頂けるものなら宝石も有り難く頂きますが(笑)
ヘマタイトは250円、硝子玉は100円でした。
それでも要らない人は買わないでしょうけどね。
渋澤龍彦は極めるとマズイ気がして高校の頃は
敢えて避けていましたが、以前思った程危険な香り
はしなくなったような?社会的に認知されてきた
のか自分が大人になったからなのか・・。
塚本邦雄もその系列なんですね、やっぱり(^^)。
日常生活に支障が無い程度に読もうと思います。


by うっかりくま (2017-09-27 14:45) 

トロル

周回遅れでごめんなさい。
鉱物の名前がついたソーダ飲みながら、工作なんて、
大人の夢ですね〜
わたしも川や海岸に転がってる光らないままの石も、すき!
加えて、蓄光のプラスチックのおもちゃもすき!
暗闇で光る、ってとっても惹かれる現象です。
自由時間があったら気持ちが満たされること、しましょ。
by トロル (2017-09-27 18:07) 

うっかりくま

トロル様
全然遅れてないですヨ~。トロルさんにも気に入って
いただけるのではないかと思っていました(^^)。
店長さんもお客さんも、そういうのが好きな人達が
集まって楽しめるって、確かに「大人の夢」ですね♪
店長さんはお母様の介護の為に家でできる仕事を
しながらこのお店を継ぎ、徐々に本腰を入れるように
なったそうで、いろんな生き方があるなあ、と。。
私は赤羽生まれなので、久しぶりに隣駅で降りるのも
東十条の商店街が活気があるのも嬉しかったデス。


by うっかりくま (2017-09-27 19:45) 

JUNKO

どれも美しい色ですね。
by JUNKO (2017-09-27 21:17) 

うめむす

おじゃましまんねんやわ。
私の知らない世界ですが、でも、おもしろそー!
無造作に置いているようにも見える、鉱物の原石(と言うのでしょいうか?)
実に美しいものですね。
新たな気付きであります。
by うめむす (2017-09-27 21:36) 

うっかりくま

JUNKO様
ちょっと暗めの店内は、様々な色の鉱物や硝子、
外国の古い切手やアンティーク時計の部品など
で埋め尽くされていて、とても素敵でした。
ブラックライトや日の光、蛍光灯と光源を変えると
別な色が現れるところがまた、たまらないです(^^)。
by うっかりくま (2017-09-27 22:01) 

うっかりくま

うめむす様
私は顕微鏡のプレパラートや試験管を割るなど
実験には不向きすぎるタイプだったので、今頃
こんなことをしているとは我ながらビックリです。
授業に興味を持ってほしい先生やアート作品を
作っている方もネタ探しに?来店されていました。
テンテテン!は岸和田のだんじり囃子ですよ~。
鳳のは違うのかしら。その土地ならではの形は
できればそのまま受け継いでほしいですね。


by うっかりくま (2017-09-27 22:10) 

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