江戸の秘密展 [アート]
(3/29「食神様のレストラン」の続きです)
二本立てのもう一方「江戸の秘密展」は、「浮世絵の正倉院」とも呼ばれる
ボストン美術館スポルディング・コレクションをはじめ、
選りすぐりの名画をデジタル・データとして活用した展示です。
保存上の問題から公開禁止にする代わりに、データの貸し出しをしているのですね。
江戸のファッション事情(羽織の長さもスカート丈の様に長い・短いを繰り返すとか)、
有毒物質による命懸けの化粧や、遊郭の流儀から化け物の話まで、
浮世絵に描かれているものなら何でも、迫力あるデジタル大画面で楽しめます。
季節の娯楽(不忍池は雪見の名所!)の数々もほぼ等身大で、
絵の中に入り込むような感覚で鑑賞できます。
これ、結構面白い。部屋一面に広がる葛飾北斎・富嶽三十六計の海が波打つ動画。
・・の前でダイナミックに跳ねる安藤広重の「魚尽くし」。大御所の勝手にコラボ(笑)!
ナビゲーターは藤原紀香のご主人になっちゃったラブリン(愛之助)。
出雲の阿国などの歌舞伎の歴史から、歌舞伎の看板が元になった言葉の解説
(1枚目が主役、2枚目が若い美男子、3枚目が喜劇役者)、
身分制度で苗字が許されないので歌舞伎役者は○○屋と呼んだとかいう豆知識。
「秘密」というより「基礎知識」かな?と最初は思いましたが、
浮世絵を「表立って口に出せない風刺やゴシップ、文化・流行等を紹介した一種の情報誌」
として、絵師がその絵に込めたものを大画面で解き明かしていく、という事のようです。
動画といっても「動く歩道」みたいな平行移動なのが微笑ましいですが(^^;)
生き生きとした江戸庶民の暮らしをタイムワープして見てきた気分。
この会場の寂れた感じや、暗い足元の段差がちょっと気になったけど、
空きビルを利用しているのだと後で知って納得しました。
日本橋界隈の「和」をテーマにしたプロジェクト、いろいろ頑張ってますネ!
巨大な骸骨でやすね。迫力ありやすね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2017-04-04 20:44)
面白いものがありますね。
飛鳥山、昔から人出が多いと思っていましたが、以前は人が少なかったのですね・・・
今では親子連れが訪れる公園で賑やかです~(^_^;)
by green_blue_sky (2017-04-05 18:09)
ぼんぼちさん、ありがとうございます!
レントゲンもない当時、このリアルな骨格はどうやって
描いたのでしょうね。「幽霊に足がない」というのも、
そういう浮世絵がバカ売れして定着した概念らしいです。
by うっかりくま (2017-04-05 19:39)
green_blue_sky さん、飛鳥山は今思うと、平日の夕方
子供だけで遊びに行ったので、人がいなかったのかも。。
更に都電に乗るうちに日が暮れて父兄に大騒ぎされた為、
印象が強烈でしたが。。花見の時期はもっと混んでいたかも
しれません。(不確かな情報ですみません。)
by うっかりくま (2017-04-05 19:50)