上岡さんのピアノ演奏 [音楽]
もう一つの夢は、既にかなってしまったのですが・・。
大学の合唱団にいた時に、ピアノ伴奏者として演奏会に参加して下さった
学生さんがいました。東京芸大指揮科の上岡敏之さんという方です。
物静かでスッと背筋を伸ばしてピアノの前に座っている華奢な姿と、ダイナミックな
ピアノ演奏とのギャップに、今でいう「萌え~」女子が続出しました。
その後友人megさんのご自宅で開かれた「おでんを囲む会」に、お兄様の飲み
友達として上岡さんと芸大作曲科のフェビアンレザパネ氏がいらしていました。
その時の、お鍋をつつきながら間近で聞いたお二人のピアノの演奏があまりにも
素晴らしく、参加者一同眩暈がする程感動してしまったのでした・・
多才なフェビアンレザパネ氏は、現在作曲家、編曲家、ピアニストとして
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: デラ
- 発売日: 2009/05/29
- メディア: CD
- ピアノソナタ第二番等を立て続けにガンガン弾かれ、オオーッと歓声が上がりました
のめり込むような集中ぶりと気迫のこもった演奏に私はすっかり惚れこんでしまい、
指揮科でありながら毎日4時間はピアノを弾いているとおっしゃっていた上岡氏の
ピアノを「サントリーホールで聞く」事を勝手に自分の夢の1つにしてしまいました。
が、その頃ご本人は挫折を味わい、どん底の状態で音楽を諦めかけていたそうです
卒業後どうされたのか情報もないまま時が過ぎ、20年後に「海外で活躍する日本人
指揮者」という新聞記事で上岡さんの名前を見つけた時は本当に驚きました・・
http://globe.asahi.com/breakthrough/100614/01_01.html
ドイツで下積みから経験を重ね、老舗楽団を建直し、音楽大学での指導もされながら、
その後次第に日本でも指揮者として客演が増えていき・・そしてある日、夢の通りに
サントリーホールでピアニストとしてラフマニノフP協3番を弾かれたのでした
アンコール曲は偶然にも前述の指慣らしの曲、JSバッハの平均律クラヴィア曲集
第1巻第1曲プレリュード・・生きてて良かったと本気で思い(^^)音楽を続けた
来られた上岡さんに感謝感激の忘れられない日となりました・・
9月からは新日本フィルの音楽監督に就かれて個性的な指揮で熱演されています。
ゆっくり時間をかけて、地元の方に愛される新日本フィルならではの音楽を作っていか
れる事と期待していますが、欲を言えばもう一度「英雄ポロネーズ」を聞きたいデス!
- アーティスト: 上岡敏之,ヴッパータール交響楽団
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2010/04/21
- メディア: CD
うわ、懐かしいお話ですね~。
「おでんを囲む会」、そんな名前でしたっけ(笑)。まあ、変な人がいろいろ集まった会でしたね。もうあんな機会もないでしょうが、上岡さんやパネさんの演奏はこれからも聞き続けたいです。
by meg (2016-11-20 19:19)
え、変な人?!夢のような宴会でしたよ~megさんとお兄様に感謝です!
あの頃、その夢をいろんな人に熱く語っていたのを思い出しました(^^)
by うっかりくま (2016-11-20 20:31)
お早うございます、十和田湖(乙女の像)にコメントを有難うございました。
フォトムービーをご覧頂きありがとうございます、
これからも宜しくお願いします。
by tarou (2016-11-21 07:55)
tarouさん、こちらこそ楽しませて頂いて有難うございます!
by うっかりくま (2016-11-21 22:03)